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2002年度
日本語教師養成講座

小杉先生
模擬授業の様子
JICA日系社会シニアボランティア
小杉利枝先生による
日本語教育に関する講義
実際に教科書「にじ」に沿って
グループで模擬授業を行う
参加型の研修


 本年度より開始された新しい研修で、日本語教師の体系的な育成を図ります。年間4回の1泊2日の連続講座と集中講座を組み合わせ、日本語・国語教育の教育法の学習と実習を行います。 本年度は特に、日本語教育法を中心とした研修となっています。開催場所はアスンシオンです。
 日系社会シニアボランティアによる日本語教育に関する講義の他、教材開発実務委員会の経験のある教師をリーダーとするグループで、教科書「にじ」にそった授業の教案を作成し、模擬授業を行います。
 その他にも教室活動に必要な教養として書道、体育、音楽などの講義も行い、総合的な教師能力の向上にも努めています。
 また、全講座修了後には研修参加者に対して試験を行い、その成果を見る一方、修了証書を発行し、日本語教師の資格・身分保証を進める方針です。

第1回   第2回   第3回   第4回  第5回  (全5回)


 
 第1回  2002年8月20日〜21日

20日

午前

開講式
日本語教育基礎講座(文法入門、文型) 
 講師:小杉利枝先生(JICA日系社会シニアボランティア)
午後

教科書「にじ」教案の作り方について 
 講師:小杉利枝先生(JICA日系社会シニアボランティア)
3グループに分かれて教案作成演習

21日
午前
3グループの模擬授業、研究協議
日本文化講座(書道) 
 講師:白井孝先生(全日本書道教育協会審査員、千葉県立千葉商業高等学校教諭)
午後
3グループの模擬授業、研究協議
反省会

小杉先生講義風景
模擬授業の様子
JICA日系社会シニアボランティア
小杉利枝先生 による
日本語教育基礎講座
模擬授業の様子

 ≪受講者の感想から≫

  • 小杉先生がおっしゃった文法・文型については、普段自分が普通に使用していることなのですが、教えるとなるとなんとなくとまどってしまいがちです。教師が知っていることが大事だということが印象に残りました。
  • この講座に参加して改めて感じたことは、日本語が出来るだけでは、日本語教育は教えられないなと思いました。外国語として教えるということの難しさ。そして教案作りは、やはり教師にとって欠かせないものだと改めて感じました。時間をかけてゆっくり教案に書き込むことによって、良い授業ができることを教えられました。
  • 他の先生の模擬授業を見て、教えている先生は一生懸命になっているのですが、何もわからない生徒なのでスムーズにいかないところが共感できました。
  • 私も教師の一員として、「ぜひとも教師」になりたいと思いました。

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 ◆
第2回  2002年11月19日〜20日

19日

午前

日本語教育基礎講座(日本語の特性) 
 講師:小杉利枝先生(JICA日系社会シニアボランティア)
日本語教育基礎講座(文字表記) 
 講師:小杉利枝先生(JICA日系社会シニアボランティア)
午後

音楽実技研修 
 講師:谷花邦博隊員(JICA青年海外協力隊)
モデル授業の進め方(ビデオ模擬授業)
3グループに分かれて教案作成演習

20日
午前
3グループに分かれて教案作成演習(続き)
3グループの模擬授業、研究協議
午後
3グループの模擬授業、研究協議
反省会

音楽実技指導
教案作成
JICA青年海外協力隊
谷花邦博隊員(音楽) による
音楽指導
グループに分かれて
教案作成を進める

 ≪受講者の感想から≫

  • 各グループがそれぞれ協力し合い、より強いチームワークで教案作成や小道具作りにはげみ、色々なアイデアを出し合うことで一人では思いつかないようなこともでき、本当に勉強になりました。
  • 各グループの模擬授業は、一回目の時よりも数段レベルアップしていると感じました。グループ活動することにより、さまざまな意見やアイデアが出てきて、より柔軟な考え方をするようになれるのではと思います。どのグループも入念に準備し、熱心に練習し、あたたかく授業していると思いました。
  • 今回は音楽実技があり、とても楽しかったです。子供達と一緒に出来るゲームなども教えていただき、早速やってみたいと思います。

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 ◆
第3回  2003年1月20日〜23日

 第3回講座は、同時期に開催される日本語教師集中講座と合同で開催しました。日本語教師集中講座については、こちらをご覧下さい。



 ◆
第4回  2003年2月18日〜19日

18日

午前

日本語教育基礎講座(文法・助詞) 
 講師:小杉利枝先生(JICA日系社会シニアボランティア)
ビデオ(模擬授業)
日本語教育基礎講座(日本語教授法) 
 講師:小杉利枝先生(JICA日系社会シニアボランティア)

午後

感性の教育について
 講師:宮本正千代先生(元アスンシオン日本人学校校長)
3グループに分かれて教案作成演習

19日
午前
3グループに分かれて教案作成演習(続き)
3グループの模擬授業、研究協議
午後
3グループの模擬授業、研究協議
反省会

小杉先生講義
ビデオ授業
JICA日系社会シニアボランティア
小杉利枝先生 による
日本語教育基礎講座
日本語教授法についての
ビデオを見る
宮本先生講義
模擬授業
元アスンシオン日本人学校校長
宮本正千代先生による
「感性の教育」
模擬授業の様子
手製の教具を用いて
「あげます・もらいます」の導入

 ≪受講者の感想から≫

  • 宮本先生のお話がとてもよかったです。感性を育てるのは子供の頃から必要であることを、宮本先生のお話を聞いて再認識致しました。いかに私達が安易に、ただ勉強のことだけを考えて教えていたか、反省させられました。子供の成長に合わせて、感性を育てていかなければならないことの重要さを感じました。そのためにも、私達は、もっともっと子供の成長期ごとの幼児教育、児童心理学的なものも、これから学んでいかなくてはいけないと思いました。
  • 「感性の教育」の宮本先生のお話で、
    ・ 出来の悪い子は、クラスの宝物
    ・ 子供が何でも言える場を作って上げる。
    ・ 一歩一歩、足元からつみ重ねて行く
    というような大事な事を学ばせて頂きました。特に、「出来の悪い子は、クラスの宝物」という事が、私は本当にそうかもしれない、その子こそが自分に色々なことを教えてくれるのではないかと思いました。子供から学んでいく事がまだまだあると改めて知らされました。
  • 日系社会シニアボランティア小杉先生による文法・助詞の授業を受けました。助詞の入れ方は、日本語のあまりわからない子供達には難しいので、もっと簡単にできる説明の仕方と教え方の方法を考えていかなければいけないと思いました。
  • 模擬授業、みんな回を増すごとに完成の域に近づいてくるな、と思いました。発想が豊かで、特に教材はよく考え、そして作っているなと感心しました。グループ活動の利点は、色々な人の意見を聞くことができ、より柔軟な考え方が身につくことだと思います。ここで得たアイデアを、自分なりに出来る範囲で適用していけたらいいなと思います。

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 ◆
第5回  2003年3月18日〜19日

18日

午前

日本語教育基礎講座(音声) 
 講師:小杉利枝先生(JICA日系社会シニアボランティア)
ビデオ(日本語教授法 中・上級)
日本語教育基礎講座(日本事情) 
 講師:小杉利枝先生(JICA日系社会シニアボランティア)

午後

日本パラグアイ学院 授業見学
 担当教師:白沢泉先生(日本パラグアイ学院)
3グループに分かれて教案作成演習

19日
午前
3グループに分かれて教案作成演習(続き)
3グループの模擬授業、研究協議
午後
音楽実技研修 
 講師:田中朋樹隊員(JICA青年海外協力隊)
反省会、修了式

日パ学院
ゲームを取り入れた模擬授業
日本パラグアイ学院の授業見学
非日系児童に対する
日本語教育を学ぶ
辞書形の定着のためのゲームを
取り入れた模擬授業
田中朋樹隊員の音楽指導
修了式
JICA青年海外協力隊
田中朋樹隊員(音楽) による
音楽指導
修了式では、5回全てに参加した
8名に修了証書を授与

 ≪受講者の感想から≫

  • 午後からの授業参観は、日パ学院の白沢先生の授業でした。日本語が分からない児童に日本語を教える難しさを実際、目の当たりにして痛切に感じました。
     今までは、仲間同士で模擬授業を行ってきましたが、心のどこかに授業者としても安心感を持って楽しく授業をしてきたように思います。しかし、全く日本語の分からない児童に指導していくと言うことは並大抵ではない事だと分かりました。
  • 5回共に授業を考え準備して思ったことは、やはり「2人は1人に勝る」ということです。(2人以上ですが)色々なアイデアが生まれるし、教材はすぐに出来上がるし(しかも美しい!!)・・・。地元に戻っても個人戦に待ち込まないで、周りの先生方に手伝ってもらいながら頑張ろうと思います。
  • 子供達には分かりやすくて早くのみこむには、たくさんの絵カードや実物などを使用して言葉を何十回もリピートトさせることを実感させられました。日本語がわからない生徒に教えることは大変難しいことです。教師養成講座の模擬授業のようにはスムーズに行かなかったので私も、まだまだこれ以上勉強しなければならないことが分かりました。頑張っていきたいと思います。

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